受給資格者創業支援助成金

名古屋の花屋/丸の内フローラ

丸の内フローラ 2014年の日記


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更新日 09/01

こんにちわ、名古屋の花屋・丸の内フローラです。

おおっ!今日は会社登記4年目。

実際の花屋さん開店は10/5ですので丸の内フローラ4周年は来月です。

よくぞここまで来たなぁ~・・・

感無量。



で、毎日ウダウダの日記もとりあえず4年。

中身の濃い内容を書きたいのですが文才の無さを露呈しつつも

とにかく書き続けることは高くない文章構成力もなるべく落としたくない一心で

書いているに等しい日記です。




今日は起業家にささげる内容を書きたいと思います。



起業するということは自分が会社の責任者になり、事業を運営すること。

その中で営業・仕入・作成・納品・集金など簡単に書きましたが

全部の仕事をこなして、経費を抜いた金額が利益になります。


今まで会社員として働いたスキルが生かされるのはそのうちの一部であり

そのほとんどの部門は素人に近い状態で始まることが個人起業家の場合は多いです。


■僕が最初の半年で行ったこと

まずは起業に際して概ねの起業した後の経営軌道を描いて見ます。

自分の力量を見越してありえない触れ幅ではなく「想定内」の範囲で書きます。


すべて思ったこと、やりたいことを紙に書いて時系列にまとめる。


起業に際して法人化をするのであれば登記も必要になり

登記するということは会社の所在地も必要になる。、ということは花屋の場合

不動産物件を借りることになります。


私は起業の際に受給資格者創業支援助成金を利用しました。

そのために必要な条件は、

・以前の就労先で雇用保険加入時期が5年以上あること
・創業後一年以内に人を雇い入れる
ほか諸条件はありますが内容によっては過去働いていた

会社やお店が雇用保険に入っていないと使えません。

受給資格者創業支援助成金の内容はその時期によって変わるものですが

当時2010年の時点では起業に関わる諸経費の最大450万円までの1/3(150万円)を

助成します、という内容でした。


確かに150万円の助成は助かります。

そのためにクリアしなければならないのは

「雇い入れ」

です。

その話は後ほど。


で受給資格者創業支援助成金をお願いするには

失業中に起業することをハローワークに伝えなければなりません。

それと伝える前に起業準備をしてはいけません(当時)

つまり受給資格者創業支援助成金を伝える前に不動産の契約を行ったり

起業に動くことをしては×。

失業給付金を受け取っている期間は国にお世話になっているわけで

仕事探しに躍起になっているのですから。


受給資格者創業支援助成金を受けたい旨を伝えたら早速起業に向けて

いろいろ動きました。当時のうろ覚えです。金額が違っているかもしれません。

■会社印作成
これが無いとすべて進みません
会社印・銀行員・角印の3点セットでネット通販で購入しました。
注文から納期まで1週間ほど。早めにしないとすべての契約が
ひとつも進まないので大切な仕事です。
社印:約5000円

■不動産賃貸契約
私は知多市出身で、以前の勤務は名古屋市中区栄。

今回の起業候補地は名古屋市中区丸の内。縁もゆかりも無い場所は完全アウェーです。
店舗を借りる際にも保証金は10ヶ月→8ヶ月までは行きますがその先の交渉はできません。
不動産屋さん、大家さんの立場になって考えれば
どこの誰かもわからない、花屋をやりたいという人をどこまで信用していいのか
当然不動産屋さんに通ってもなかなか信用してもらえません。
失業者・無職の信用の無さを実感しました。

そこで事業計画書を持ち出すものの、不動産屋さんとしては
過去に何件もの退去やトンズラを見れば信頼は得られません。
貸主・借主の需要のバランスですね。

で、何とか借りられる状態になったのですが、保証人の問題で
年金暮らしの父親と保証人協会を2つ、合計3つでようやく契約にいたりました。
賃貸費用:約110万円(家賃1ヶ月を含む)


★まとめ★
・信用がないとすべて割高になる

■会社登記
不動産契約と会社登記はほぼ同じ時期に進めた記憶があります。
不動産契約の名義は法人名義で行うため、これまた大変でした。

会社の所在地は中区丸の内、でも契約は法人なので同時期に一斉に行い
お世話になった司法書士さんには、起業後に複数契約の際に必要となる
登記簿謄本の原本をいくつか用意してもらいました。
会社登記費用:約30万円

登記は自分自身でも行えます。ただ開業までの時間を一日でも短くしたい。
それと司法書士さんとのつながりは法人企業として今後の
いつか役に立つだろう、そしてお客様になってくださるかもしれない
そういう一面もあります。


■備品購入
大きいものから小さいものまでさまざまです。
受給資格者創業支援助成金で注意をしたいのは100円ショップでの
経費は認められません。耐久性が低いからでしょうか
はたまた海外製が多いので一般文具やもろもろは国産を買ってくれ
とも受け取れました。

お花屋で必要な冷蔵庫を中古で機械を交換し、トラックで搬入。
店内の台・テーブルはニトリ。お値段以上です。

備品購入:約200万くらい


■車購入
今となっては9万キロを超えた配達車・エブリーも当時は新古車でした。
新車は高く少しでもお値打ちに済ませるため
オークション代行業者に落札してもらいJU岐阜に自分でとりに行き
登録をしました。

車購入:約110万円くらい


■パソコン購入
当時自身で持っているデスクトップPC・ノートPCに加えipadと新しいPCを新調しました。
PCは何でそんなに必要なのか。
丸の内フローラで行う顧客情報管理・バックアップはとても重要です。
毎日12時間近く稼動するPCのハードディスクは寿命が短く
故障をすればデータ紛失、お店の信用度と営業力が壊滅的打撃となります。

これだけは譲れない。今でもすべてのデータを安全に複数のPCで
保持しながら日々の業務を進めています。

パソコン購入:約20万円くらい(NAS他含む)

■内装家具
内装家具はニトリでそろえながら、壁面やバックヤードなどの工事が必要となります。
ホームセンターで2×4材・コンパネなどを購入し自社のディスプレイ台と
バックヤードを自作しました。
費用は職人さんにお願いをする10分の1くらいでしょうか

内装家具:約15万円

総額は600万円を超えていたのどこか抜けている可能性があります。

日記として思い出した4年前のものを書きました。

起業して4年目で思うことはこの受給資格者創業支援助成金で起業時に

助けていただいたことはとても感謝しています。

このお金は税金から回ってきているものです。

そして何より感謝したいのが”雇い入れ”について


■雇い入れ
お花屋さんでしばらく軌道に乗るまで一人で、というスタイルも
多いと思いますが雇い入れについては弊社の場合開業当時から実践しました。

求人募集で来て下さった方を雇い開店しました。
が、毎日続くゼロ行進・・・・

焦りました。本当に焦りました。
そこで雇い入れたスタッフにお願いしたのはホームページに掲載する
花束やアレンジ花のサンプル撮影。
スタッフが作成した花を私が撮影・写真加工・ホームページ作成。
これをとにかく3ヶ月毎日続けました。
売り上げはほとんど無く毎月30万円の赤字を垂れ流しています。
ホームページも徐々に量が増え、検索に引っかかるようになったのは4ヶ月以降。
家賃・月諸経費・スタッフ一人の給料が賄えたのは6ヵ月後。

でも自分の給料が出ません。
自分の給料が薄給ですが捻出できたのは起業から13ヶ月後のことです。

二人目の雇い入れは起業後14ヶ月。
売り上げと利益と経費のバランスだけでなく業務内容の忙しさも加味した上で
タイミングにあわせスタッフを増員しました。2014年9月現在・スタッフ4人


先ほど書いた雇い入れの感謝とは

受給資格者創業支援助成金にある雇い入れの意味がわかった時。

起業するのはいいけれど、新しい雇用も作ってくださいとの

意向が含まれた助成金です。

雇いいれが必須条件だったため、当時は仕方ないと思いがあったのですが

あのころに売り上げも無くそれでも先を見越したホームページ作成における

花々のサンプル作成を連日ひたすら行っていたため今日の営業があります。

自分は独りでできる!のも確かかもしれませんが雇用によって

給料を発生させてその方の技術力で成長力をアップさせることの大切さを感じました。

当初来てくださったスタッフさんは退職しましたが、時々会うと今でも当時

大変だったときの苦労話に花が咲きます。

受給資格者創業支援助成金は後々に申請し、審査を経て

会社へ助成金が降りました。


私たち丸の内フローラは小さいながらにお花を通じた社会貢献を考えます。
経営者として税金の納付・雇用の拡大を目標に掲げ
今日も明日もがんばります!

これが丸の内フローラの恩返しかもしれません。

もちろん節税もするよ~



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